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最新データ 2017.5.5

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黒山ショートカット(帰路)
 棒ノ折に最短ルートで登ろうとするとき、帰路で悩まされるのが最後の黒山の登りだ。もちろん、普通の体力がある大人ならなんということはない。ぼくのように心肺機能が極端に悪いものにとってのことだ。
 最短ルートをとるには林道終点から「常盤尾根」を登り(06.12.2「常盤林道」参照)、黒山を経由して小沢峠から来たルートを棒ノ折までたどる。黒山の登りはたいしたことはないが、帰りの鞍部からの登りがきつい。そこで黒山をショートカットしようと考えたのが、「黒山ショートカット」(16.4.23)に書いたルートだ。今回は、往路は黒山経由のコースをとったが、帰りは日和った。
 ゴンジリ峠と黒山の最低鞍部からひと登りしたところに標識がある。その少し手前を右手の斜面に踏み込む(写真左)。よく見ると踏み跡があるかなしかでつていてる。しばらくそれを辿ると、ゆるく登りになり、小さな尾根筋を乗り越す(写真中左)。右手に滑り落ちないように注意しながら進むと、すぐに黒山の南尾根が見えてくる(写真中右)。尾根には登山道が走っており、さらに進むと標識も見えてくる(写真右)。ほんの10分ぐらいの、「プチ・マイナールート」だ。
(17.5.5)


伊豆ケ岳下山路ショートカット
 車を止めた位置まで舗装道路を歩かずに直接戻ってきたい、というのが動機だった。
 山伏峠を名栗側から越えて来ると、正丸峠方面への道路が分岐している。この分岐から南に林道が派生している。林道はゲートで塞がれているので、その入口付の邪魔にならないところに車を停める(写真左)。
 五輪山方面から伊豆ケ岳に登った後は、ぼくの場合下山路を山伏峠方面にとる。こうすることで車で来てもピストンにならず、周回コースが成立する。ただし、山伏峠からは正丸峠分岐まで舗装道路歩き。長くはないが、できれば遠慮したい。そんなに広い範囲ではないから、必ず山通しで車まで戻れるルートが見つかるだろうと思った。
 伊豆ケ岳山頂から山伏峠方面に下ると、すぐに高畑山方面への道を左に分ける。さらに行くと、小ピークの手前で路は二つに分かれる(写真中左)。正規の登山道は左手だが、右の路を進んでも、ピークから左手に行けば山伏峠方面のルートに再び合流する。
 初めてのルートを下山に使うのは危険だ。まして身体に障害がある身では、間違えたときに登り返す体力も残っていないなんてことにもなりかねない。だがここならば、怪我さえしなければ多少無理したって下りきることはできるだろう。この地点から駐車した場所までは標高差100から150mぐらいだろう。そう判断して登山道を外れることにした。
 このピークから山伏峠方面に進まず、伸びている明瞭な尾根をたどって下っていく(写真中右)。道は歩きやすい。ところどころビニールテープが巻きつけてある。はじめのピークや、主尾根の途中から右手(北側)に伸びる枝尾根が何本かあるが、あくまでも主尾根を忠実にたどる。
山伏峠方面から車の音が聞こえだすと、左手の樹間越しに舗装道路が見え隠れしてくる。ここまで危険な個所や急な下りはない。
 さらに進むと右手前方に車も入れそうな仕事路が登ってきている。伐採した倒木を踏み越えて仕事路に出る。あとはこの路に沿って行けば、車を停めた林道に接続する。接続地点は、伊豆ケ岳方面に路を分けるところより車に近い場所だ。
(16.5.13)


黒山ショートカット
 前回ここに掲載したのが3年以上前、それ以来ここに新たな記録をアップすることはなかろうと思っていた。通常の登山道をまともに歩くことすらままならない者が、マイナールートや危険を伴うコース外に出るべきではないというのが常識だからだ。その意味では、今回のコースどりは非常識なものだ。それでもあえて選んだのは、体力に自信がなかったからというのと、好奇心が勝ってしまったからだ。
 異常な体力の低下を自覚してからは、なるべく車やロープウエー・ケーブルカーといった機動力に頼って山頂近くまで行く。そのうえで超スローペースで歩を進める。標高差は300m前後が限界か。今回も棒ノ折に達するために、もっとも標高を稼げるルートをとった。
 青梅市の黒山から上成木に向かって流れている極指沢沿いに走る林道(自分では勝手に「常盤林道」と名づけている。)を終点まで車で行き、そこから歩き始める。沢を少し遡り、沢が二股になったところから尾根(これも自分勝手に「常盤尾根」とよんでいる。)にとりつく。沢沿いにも仕事道はあるし、尾根沿いにも踏み跡は付いている(写真左)。※06.12.2「常盤林道」参照
 林常盤尾根は短いが急登だ。すぐに息が切れがちな身では、休みやすみ登るしかない。
 道終点から少し戻るようなかたちで、車も通れそうな太い登山道を登り、小沢峠方面から来たルートに合流して黒山に至るコースもあるが、少し遠回りの感は否めない。ただし、こちらのほうが植物の観察には適しているかもしれない。
 尾根道を行くと、ほどなく岩茸石山方面から来た登山道が走る尾根に到達する(写真中左)。ここから黒山までは目と鼻の先だ。
いついもなら黒山に登ってから棒ノ折山方面に進むのだが、帰りのことを考えると黒山の登り返しが辛い。権次入峠から黒山の間に鞍部があり、そこから黒山への登り返しをなんと避けたいというのが偽らざる気持ちだ。
 常盤尾根の反対側の斜面を見ると、なんとなく踏み跡らしきものがある(写真中右)。ゆるく斜めに下っているその先は、さきの鞍部あたりに向かっているようにも見える。このあたりは希望的観測だ。
 少し気を緩めると滑り落ちてしまいそうな細い踏み跡を慎重にたどる。途中踏み跡が消えているようなところもあるが、勘を頼りに進むとまた踏み跡らしきものに接合する。いったん登り返すかに見えたので、稜線かと思いきや、枝尾根とも呼べないような地面の起伏であったらしい。
 再びゆるく下って行くと、黒山と権次入峠を結ぶ稜線に出る。今度は標識も確認できる(写真右)。ちょうど鞍部の近く、わずかに黒山に近いところに出る。
 この間15分ぐらいだったか。標高もさほど下がってはいないだろう。計測も記録も忘れていた。
帰路はもちろんこのルートを利用させてもらった。
(16.4.23)


曲り尾根下降
曲り尾根は急登だ。かんばしくない体調の時には避けたい。というより、今の自分にとっては無理だ。
だが、下るのは注意しさえすれば何とかなりそうだ。
ということで、今回は周回コースのラストにこの尾根を下ることにした。

真名井の頭は赤杭尾根の登山コースから少し外れた北側のピークだ(写真左)。ここから下る。
初めは小広い尾根を進む。少し行くと右側が杉林、左が自然林になる。さらに進むとやせた尾根になる。
いずれも、テープでのマーキングを見落とさなければ迷うことはない。
しばらく行くと真名井北稜とのジャンクションピークがある(写真中左)。
右に行くと真名井北陵、まっすぐ進むと曲り尾根。
ここからは急な下りが多くなる(写真中右)。木の幹や根っ子につかまって慎重に下る。
分岐から行程半ばに送電鉄塔がある(写真右)。ここから先も急な下りが続く。
終着点の曲り谷が間近に見えてからのルートが分かりづらいが、曲り谷から南に分岐した登山道を目指せば無理なく降りられる。
まっすぐに曲り谷に下りようとせず、マーキングを見落とさないように注意して進みたい。
(13.4.29)


プチ・マイナールート
常盤林道終点から棒ノ折山を目指すコース、登山道にショートカットするプチ・マイナールートを紹介しよう。

小沢峠方面からの稜線に向かう登山道に入ってすぐ、小さな沢に沿って左手に路を分ける(写真左)。踏み跡は薄いがついている。
少し急な斜面を登ると、ほどなく稜線が現れる(写真中左)。杉林を出れば登山道があり、黒山まではひと登りだ。

黒山から岩茸石山に向かう登山道を少し進むと、黄色いテープでの表示がある(写真中央)。「成木林道終点」と記入されている(これが正しい名称なのか)。以前はこんな表示はなかった。
尾根筋に沿って下る。踏み跡はわずかだが、尾根筋は明瞭で迷うことはない(写真中右)。
すぐに小さな二俣の沢に突き当たる(写真右)。
この沢沿いに下れば、あっという間に林道終点に出る。
※「常盤林道」(06.12.2)参照
(13.4.26)


景信山東尾根
景信山の東に張り出している明瞭な尾根を登ってみる。1//25000の地形図で見ると、東端に小さなコブのようなピークを持つが、全体になだらかな尾根だ。
取りつきは小下沢梅林の西にある小屋のある広場を突っ切ったあたりになる(写真左)。
初めは粗末な木の階段があるが、すぐになくなり急登が続く。谷筋には枯れ枝が埋まっているので踏み込まないようにして谷の左の杉林の中をジグザグに上がっていく。右手に行くと中央高速に出てしまうので、そちらは避けた方がいい。
この急登が緩むころには踏み跡が現れる(写真中左)。
稜線に出れば、時々倒木にふさがれることはあるが、比較的なだらかだ。踏み跡も明瞭で迷うことはない。
杉林が切れるころになるとゴールは近い。自然林の向こうに景信山が望めるようになる(写真中右)。薮がちだが、このあたりが最も東尾根らしいところと言えようか。
すぐに小下沢から登ってきた登山道と合流する(写真右)。入り口には「登山道ではないので立ち入り禁止」の札の付いたロープが渡してある。
(13.4.14)


小仏城山北東陵
昭文社の「エアリアマップ」にも赤線で記されているので今さらという気もしないではないが、自分にとっては初めてのルートだったことと、このコースを使えば林道を歩くことなく日影沢に降りられるので、あえて紹介することにした。
城山から林道を下り、分岐を小仏峠方面に少し入ったあたりにその取りつき点はある(写真左)。しばらくは今来た林道沿いに進んだのち、いったん下り小さなピークを超える。踏み跡は終始明瞭だ。テープによる目印もある。迷う心配はほとんどない。
初めのうちは杉林だが(写真中左)、標高500mを切ったあたりは自然林なる。さらに下ると中央道も左手に見えてくる(写真中右)。
1時間もしないうちに日影沢の渡渉点に至る(写真右)。飛び石伝いに対岸に渡れば林道が走っている。
(13.3.12)


曲尾根再び
曲尾根(真名井北稜の支尾根)は大丹波川(写真左)支流の曲ヶ谷沢東岸に延びている。川苔山への周回コースを作るのに便利なため、かつて何回も利用した。今回、体力に自信がないながらも久々に登ってみた。
曲ヶ谷沢の出合いから尾根に取り付く。はじめは踏み後も定かでない急登。斜度が少し緩んだ頃、はっきりした踏み後が現れる。その後2、3回、急登が繰り返される。息を切らせながら、休み休み登る。
急登の合間にある緩傾斜になった尾根上に動物の糞が転がっていた(写真中左)。それほど大きくはないから、キツネかタヌキの類か?
まもなく送電線の鉄塔が現れる。更にひと登りすると真名井北稜が左から合わさって来る(写真中右)。合流後はそのまま真名井北稜を進む。尾根は広くなり傾斜もなだらかになる。見上げればすぐに真名井沢の頭が近づいて来る(写真右)。
(09.11.7)


常磐林道
常磐林道は、上成木から極指沢に沿って登っていく全舗装の道である。
黒山や棒ノ嶺へ手っ取り早く登るのには、きわめて都合の良い道となっている。
林道終点(写真左)から延長線沿いに直進し、真ん中の沢の左岸に着いた路(写真中左)を進む。
すぐに屋根のみの作業小屋が見えてくる(写真中右)。
その裏手に延びている尾根の路(写真右)を登っていくと10分ほどで登山道に出る。
黒山はすぐそこの所だ。
この間、ものの20分ほど。
黒山から棒ノ嶺までは30分ぐらいだ。
時間がないとき、それでも見晴らしの良い山頂に立ちたいとき、以前は奥茶屋から棒ノ嶺へ登っていたが、こちらのほうが短時間で登ってこれる。
ちなみに、林道終点の右手(北側)にある登山道のようなしっかりした道行くと、小沢峠方面から来た登山道に合流する。
これを組み合わせれば周回ルートが可能だ。
(06.12.2)


天目山
天目山の山頂が刈り払われてしまっているようだとの情報(もちろん批判的な内容ではある)をkomadoさんのHP「花のひかり」で得て、どんな状況なのかを確かめに行ってみた。
ヨコスズ尾根を登り、一杯水の避難小屋の前で小休止する。
ベンチで弁当を食べていた人が、「山頂の展望はすばらしいですよ。」とおっしゃる。
「山頂の樹木が切り倒されてしまったみたいですね。」と私。
彼は、悪びれた様子もなく、むしろ誇らしげに「私が切ったのですよ。」との返答。
あっ! この人が張本人か。
北海道の樽前山の話(これも「花のひかり」のパクリ)など引き合いに出して、やんわりと注意しておいたが、どうも充分には伝わっていなかった模様。
その後、山頂に行ってみる。
うーん、確かにすばらしい展望になっている。
東は関東平野から日向沢の峰に続く長沢背稜・川苔山・大岳山がくっきりと見え(写真右)、南は丹沢から富士山、西に雲取山に続く石尾根が続いているのが一望のもとに見わたせる。
決して無許可の伐採(ご本人が無許可であると言明していた。)を認めるわけではないが、これは……。
これが悪魔的な魅力なのだろう。
自己矛盾を感じつつも、この展望に心が動いてしまった。
無許可伐採という行為が許されるわけはないが、こうなってしまうと展望を楽しみにやってくる人も多くなるだろう。
そのことを誰が責められようか。
伐採という行為とそこから得られてしまう感動は、きちんと峻別して考えられなくてはならない。
責められるべきは無許可伐採(もっとも、許可されれた伐採で不当なものもあろうが……。)であって、展望ではないはずだ。
私などのように、展望が登山の大きな要素を占める場合、山頂から得られる感動は貴重だ。
下山時に近くのハナト岩に行ってみた。
天目山の山頂から見た富士や丹沢の山々が、手前の山並みに隠れ幾分背を縮めていた。
天目山自体も見えた(写真左)。
山頂で感じたほど丸裸ではないのがいくらか救いであった。
(06.11.25)


獅子口小屋跡ショートカット
大丹波川沿いの登山道を歩いて横ヶ谷に至るとき、獅子口小屋跡をパスするルートがある。
獅子口子小屋跡よりも少し手前(歩いて5分位の所か)に道標が立っている(写真左)。
川下から来ると戻るような形で登っていく道。
以前は踏み跡程度の道だったが、山仕事のために手を入れたのであろうか、普通の登山道並みになっていた。
こんな感じの道なので迷うことはない(写真中左)。
はじめは杉林の暗いルートだが、10分ほどで広葉樹の樹林帯が右手に広がる(写真中右)。
この時季、紅葉が美しい。
下から20分強で、獅子口小屋跡から登ってきた登山道に接続する(写真右)。
案内標識がないのが不思議なくらいだ。
(06.11.5)


トヤド浅間
  
檜原村の浅間峠の北北東に「トヤド浅間」というピークがある。
4年ほど前に長尾尾根を歩いたときに、山頂部が丸みを帯びた、独立峰のような山が気になった覚えがある。
まるで飯の山盛りのような山様が西側に見えていた。
今回そのトヤド浅間に登ってみることにした。
長尾尾根を使えば落合橋まで周回できる。
これは車利用の自分にとっておいしいコースだ。
矢沢林道の駐車スペースに車を停め、少し落合橋方面に進む。
どこからでも登れそうな気がするが、取り付きにくそうだ。
尾根筋が林道をはさんで張りだしている(したがって林道は切り通しになっている)。(写真左)
30分も登ると尾根筋がはっきりしてくる。
尾根は杉林の中を進んでいく。
右手から仕事路のような踏みあとが巻いてくるが、これはパスして更に尾根筋をとる。
下から50分ほどあえぎながら登ると、またしても右手下から踏みあとが上がってくる。(写真中左)
下川乗から登ってきた路だろうか。
今度はこの路をたどる。
ここから30分もしないでトヤド浅間の山頂に着く。
山頂は、まるでお尻のような、なだらかな2つのふくらみをもった形状だ。
矢沢側のピークには祠がまつられている。
反対側のピークには山頂名がぶら下げられている。(写真中右)
ひとつはYuiさんの作成になるもの。
もう一つの標識には「トヤド浅間」のほかに「ズンガリ」とある。
ここから浅間峠に向けて下降する。
踏みあとは明瞭だが、上川乗の集落に下りてしまうのかと心配になり、山頂に戻り地図で何度も確認する。
釣り尾根を過ぎ、2つの小ピークを越すと、20分くらいで登山道と合流する。
浅間峠はすぐそこだ。
笹尾根を軍刀利山まで行き、長尾尾根を下る。
長尾尾根の中ほどからは、山桜の向こうにトヤド浅間が見えていた。(写真右)
(06.4.22)


日の出山北尾根
5年ぶりぐらいに日の出山北尾根を歩く。
日の出山にダイレクトに登るには便利な尾根である。
光仙橋を渡ってすぐにところに取付はある(写真左)。
踏み跡は明瞭、不必要なほどたくさんのテープがそこここに巻かれている。
5年前も歩きやすい尾根だと思ったが、その時よりもさらにたくさんの人が入り込んでいるようだ。
最初のピークを越え、次のピークにたどり着く途中に北面が伐採されて見晴らしのいいところがある。
多摩川対岸の惣岳山がよく見えている(写真中左)。
行程半ばまでは杉の植林帯を行くが、右手は琴沢に落ちこんでおり、御岳山や奥の院が梢越し楽しめる。
取付から1時間ほど登ると、尾根筋が右に折れ曲がっているピークがある(写真中右)。
なぜかケルンが積まれている。
下山時には気をつけたいところだ。
ここから上部はほぼ自然林の気持ちのよい尾根路となる。
右手に切れ落ちた谷の向こうに本仁田山から 川苔山が望めるようになると日の出山山頂は近い(写真右)。
山頂までは、下から1時間半ぐらいかかった。
(06.2.18)


足あと
前日に雪が降った。
ゆっくり出かけてもあまり歩かれてないコースということで、鳩ノ巣から本仁田山に至る花折戸尾根を登った。
だが雪の量は思ったほどではなくて、くるぶしあたりまで。
それでも当てがはずれることはなくて「バージンスノー」だった。
なんだかいつもとちがって息が切れる。
こんな時は動物の足跡でも眺めながらゆっくり登るにかぎる。
左はウサギ(手前から奥)、中左はリス(奥から手前)、中央はでかく見えるけれど熊ではないだろう。
タヌキぐらいの中型の動物が、腹を着いて歩いた跡(奥から手前)?
中右はシカ(手前から奥)。
右上はシカかイノシシがトラバースした跡。
右下はいわずとしれたヒトの足跡。
ヒト以外は全てあてずっほう。
かっこ内は進行方向として記したが、これもたいした根拠なし。
知っている人がいたら、教えてください。
(06.1.22)


滝巡り
というわけで、正月以来の三つ峠北口登山道を下った。
北側に位置するだけあって、気温が低く、滝は一部凍結しているところもあった。
左から、白糸の滝、七福の滝、大滝、はしご滝。
(05.11.19)


本社ヶ丸
宝鉱山から本社ヶ丸を目指す。
北口登山道方面に向かう林道から、鶴ヶ鳥屋山方面に至る林道に入る。
(林道を過ぎ、少し行った右手の゜宝の山ふれあいの里」に「登山道」の標識が出ていたが、これが正規のルートかもしれない。)
さらに、本社川の橋を渡るところで左に分岐している林道に進む。
少し行くと、カーブミラーに「登山道」の標識があるので、左に折れる。
林道の途中から送電線が尾根筋に走っているのが見える。
送電線にそって行けばいいので、ルートが見つけやすい(写真左)。
宝鉱山の坑道跡かと思われる小さなトンネルから、黄色く染まった沢が流れ出ている(写真中左)。
このあたりで林道から分かれ、堰堤のある沢に入る。
渡渉して送電線の標識がある尾根にはい上がりたくなるが、我慢して左岸を行く。
沢が急になり始めたところで渡渉し、標識にしたがって右岸の尾根に取り付く。
この尾根は、下部は杉の植林帯だが、上部に行くにしたがって広葉樹の自然林となる(写真中右)。
後はしたが標識にそって行けば223号鉄塔を通り222号鉄塔に至る。
ここからは通常の登山道になる。
本社ヶ丸からは三ツ峠山の向こうに富士山が山裾を広げていた(写真右)。
下山はいったん三ツ峠まで行き、北口登山道を下った。
今年の正月以来で、紅葉は終わっていたが、滝をじっくりと鑑賞することができた。
滝の写真は上に掲載します。
(05.11.19)


予想は外れた
沢の紅葉は今が見頃と考えて、獅子口小屋跡から日向沢ノ峰を目指す。
残念ながら、沢沿いの紅葉はピークをわずかに過ぎていた(写真左)。
日向沢ノ峰到達後は、踊平から林道に出、林道づたいに進む。
大丹波川の林道に車を停めたので、林道を使った方が近いはずだった。
しかし、林道は途中で行き止まり(写真中左)。
大丹波川の林道とまだつながってなかったのだ。
戻るのも面倒なので、尾根筋に向かって登ってみた。
おそらく日向沢ノ峰から長尾丸に至るどこかに出るだろうと予想して。
だが、予想はまたしても外れた。
20分ほど登って着いたところが、いつか来た路。
なんと日向沢ノ峰から北に下りてすぐの所(写真中右)。
まるでリングワンデルングしてしまったみたいだ。
こんなことなら初めから県界尾根をたどればよかった。
しきり直しで、県界尾根を下る。
クロモ山とおぼしきところを過ぎたあたりで、林道に向かって下降する。
以前、林道からこの尾根を登ったことがある。
途中に大岩があったが、何とかなるだろうとタカをくくって下る。
しかし、またまた思惑は外れた。
岩は2ヶ所ある。
初めの岩は難なく通り越せた。
だが、2番目の大岩は難儀した。
ロープをもってくればよかったと後悔してももう遅い。
登りの時に何ともなかった所が、下りとなると牙をむく。
それでもへっぴり腰で何とか下り、林道まで到着できた。
よかったよかった。
(05.11.13)


紅葉探索
今年はまだ一度もまともな紅葉に出会っていない。
例年のことだが、その年の紅葉の色づき時期と入山する山域・期日がピッタリと合わないと、そのおいしさは味わえない。
今年最後のチャンスと石尾根に出かけてみた。
峰谷奥の部落から入奥沢に入り榧ノ木尾根に向かう。
入奥沢の色づきはイマイチといったところ。
榧ノ木尾根上部では赤や黄色の葉が迎えてくれた。
石尾根の巻路に出るが、鷹巣方面に向かわず、六つ石方面に進む。
この巻路にはブナの大木が随所にあるので紅葉も楽しめるのではないかという期待が半分、カラ沢の頭から水根山に至る稜線への期待が半分だった。
期待の半分は当たった。
石尾根巻路の色づきは最盛期と言ってもよく、木々が鮮やかに彩られていた(写真左)。
そのぶん、稜線部の紅葉は後半戦に入っているようで、葉が散っている木々も多かった(写真中左)
鷹巣から望む浅間尾根の紅葉も輝きを放っていた(写真中右)。
この後、日陰名栗峰まで足をのばしたが、こちら方面は唐松の黄色が目立った。
下山は浅間尾根を使ったが、尾根路は赤や黄色の光に満ちあふれていた(写真右)。
(05.11.5)


仙岳尾根(棒の嶺)
 
棒の嶺に至る仙岳尾根を友人2人と登る。
私の登山地図(「エアリアマップ奥武蔵・秩父」93年度版)では、登山道は赤腺でしっかりと描かれている。
しかし、新しいものだと波線になっていたり、ルートそのものがなかったりするらしい。
そういえば、私の地図でも対岸の大ヨケノ頭に登る道は波線になっている。
大ヨケノ頭の取付点に道標も出ていたが、いずれは消えゆく登山ルートとなるのか。

仙岳尾根は観光釣り場のところから入る。
沢を渡って左に行ったところに取付点はある。
ご丁寧に標識まで出いてる(写真左)。
少し登るとヤセ尾根となる。
さらに登ると路は尾根から離れて右手に巻いていく。
仕事道なのではという不安から、まっすぐ尾根を直登する。
しばらく登ると右手から路が登ってくる。
おそらく、さっきの路伝いに行けばここにに出たのだろう。
そのまま路をたどって行くと、直登するような広い切り開かれたルートになる。
この切り開きは防火帯のように見える(写真中左)。
防火帯がつきるあたりに林道への案内が出ている。
すぐに上に林道がある(写真中右)。
林道を左手に行くと、登山道の標識が出ている。
再び尾根筋にそって登っていく。
右手には雲海に囲まれた(おそらく……)蕨山が望める(写真右)。
林道から20分も登ると槇ノ尾山に到着。
ここから更に20分ぐらいで棒ノ嶺の山頂に着く。
(05.10.9)

これ以前のデータは「山の掲示板 バックナンバー2」に保存してあります。