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山の花



山で見かけた花から、「花のようなもの」まで載せています。
名前のわからない花もあります。もしご存じでしたらお教えください。
また、間違いなどありましたらご指摘いただけると幸いです。

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最新データ 2019.11.6
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かつて花だったものたち

 この季節、稜線で花を見る事は少ない。まして歩く距離が超短距離では、どんなにゆっくり歩いても花を見つけることはかなわない。
 花は見られなかったが、花の名残は見ることができた。残念ながら私には彼らの名前は分からない。山野草に詳しい人であれば、こんな名残りからも花の名を同定できるのだろうと考えると少し残念な思いもする。
 左上は花を支えていたもの、右上と左下はかつて花だったものたち。
 右下だけは分かります。おそらくマムシグサ(蝮草)の一種。これにもかつては花がついていたのだろうか。枯れはてていくものの悲哀を感じてしまうのは考えすぎかもしれない。
(2019.11.6)



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A


B


C
秋の終わり

 甘利山登山のつれづれに(というより休む口実として)カメラを構える。
 歩き始めてすぐ、サルオガセ(猿尾枷)が目に付く(写真@)。あちらこちらのモミやブナの木などの高木に絡みついて垂れ下がっている。近くの櫛形山のあたりでもよく見かたような記憶がある。このあたりには多いのだろうか。
 「地衣類」と呼ばれるようだが、植物なのか、コケの一種なのか、それともカビのようなものなのかは分からない。ただサルオガセが垂れ下がっている姿を見ると深山に来たという気がしてくる。少し怖いような雰囲気も漂っている。
 この季節、花はほとんど見られない。花よりは紅葉だろう。その紅葉も山麓には残っていたが、甘利山山頂近では中高木は少なく、鮮やかな赤や黄色の紅葉はない。代わりに草紅葉や遠景の千頭星山が赤茶色に色づいているのが見られる(写真A)。
 写真Bはこの日たった一つ見かけた花、リンドウ(竜胆)。まだ日差しが充分でなかったのか、花弁は開いてはいなかった。
 草原に点在する枯れたレンゲツツジは、来年の春に備えて固い芽をつけていた(写真C)。
(2019.10.30)


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A


B


C
終わりかけの花

 湯ノ沢峠のお花畑。山を歩くことがかなり難しくなってから、ここに来る機会が増えた。まだ9月末だったけれど、終わりかけの花も多かった。それでもこれが最後とばかりに、できるだけ多くの花をカメラに収めた。以前だったら決して撮らなかったようなしおれかけのものまで撮影した。必ずしも美しいわけではないが、それそそれで印象深い。
 名前が浮かんでこないものもあったが、それも載せた。ヒョウモンチョウは片方の羽がボロボロだった。もう先は長くないと思えば哀れを誘う。
 画像@は左上から時計回りに(以下同じ)ヤマハハコ(山母子)・アキノキリンソウ(秋の麒麟草)・不明・アザミ(薊)にとまるヒョウモンチョウ。3番目の花の名が分からない。山を歩いているとよく見かける気もするが、どこを探しても見つからなかった。どなたか知っている方がいたら、教えてほしい。
 画像Aはオヤマボクチ(雄山火口)・ウスユキソウ(薄雪草)・・クサイカリ(草錨)・ワレモコウ(吾亦紅)。3番目の「クサイカリ」は図鑑か何かで見て覚えたのだが、今回図鑑で探してもどこにも載っていない。ネットで検索しても、個人的なサイトやブログには言葉としては出てくるが、山野草を体系的に扱っているサイトには出てこない。ここにきて改めて謎の花になってしまった。
 画像Bはウメバチソウ(梅鉢草 ※フラッ使用)・マツムシソウ(松虫草)・ヤマオダマキ(山苧環)・ノコギリソウ(鋸草)
 画僧Cはトリカブト(鳥兜)・ノハラアザミ(野原薊)・マルバダケブキ(丸葉岳蕗)・ハクサンフウロ(白山風露)。夏の花と秋の花が入り混じって咲いていたが、どちらも今を盛りというふうではなかった。
(2019.9.25)

これ以前のデータは山の花 バックナンバー12に保存してあります。